リトグラフを版画と同じように思われている方がいますが、普通の版画とは違い絵画と同じ繊細なタッチを表現することができるのがリトグラフです。
１８世紀にドイツで誕生して以来、多くの画家が制作に携わってきました。
水と油が反発する反作用を利用して印刷されるため、画家が描いたそのままのタッチを表現することができます。
そのため、美術作品として、世界中に欲しがる愛好家が存在するのです。
一番良いのは画家が自ら制作することなのですが、画家にその技術がない場合は工房と二人三脚で制作を行うのが一般的です。
リトグラフで高い価値があると判断されるのは、画家が手掛けたものか画家と工房が二人三脚で手掛けたもの、そして画家のコンセプトを活かして工房が手掛けたものということになります。
その価値を判断するものとして、エディションナンバーとサインです。
エディションナンバー入りでサイン入りであれば価値が高く、さらに印刷部数が限られているほど価値が高くなります。