オリジナル版画とエスタンプ

現在、世間に出回っているリトグラフのなかには、オリジナル版画とエスタンプがあります。
オリジナル版画は、ピカソのように画家が自ら作成したもののや、原画まで自分で描いて後は工房に任せたものも含まれます。
作成の手順が難しいため、画家自らが手がけて作成したものは極めて珍しく、有名画家のオリジナルならばまさしくお宝と言っていいでしょう。
そうではなく、エスタンプの場合、画家や画家の遺族の許可を得て、第三者が作成した版画になります。
エスタンプは数も多く、比較的安価に手に入れることが可能です。
ですが、有名工房が手掛けたエスタンプは、画家の作風そのままに再現できているものとして、美術品の1つとして扱われていることも多く、コレクションしているマニアもいるほどです。
だいたい200枚か300枚、多くても500枚程度しか作成されないことが多く、当然ですが作成された枚数が少なければ少ないほど希少価値があるとして高値で取引されることもあります。

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